■ヘタレ(犬) (春日部TA2Y)
所属チーム=伏字希望w

たしか、この鍵を作ったのは今年(2004年)の4月頃だったと思う。

「春日部に行くんだけど、何か作ってこようか?」
と、知人からのメール。
その当時作ろうと思っていたのはスーチャーかエムアルツンドだった。
二者択一で迷っていることを告げると、
「エムアルツンド……アレは素敵な車だよ」
どういう意味かはわかっていたから即決した。

 エムアルツンドはおろか生エムアルツーさえ試乗したことはなかったのだが。
 というか、ミッドシップ車自体乗ったことがなかった。
 記念すべき初ミッドシップ車なら、人気も性能も最上級なエムアルツンドで始めれば後が楽になるかな、なんて。
 そんなことを考えていた。

事実、エムアルツンドは素敵な車だった。
褒められる要素はBクラスに置いてきたと言わんばかりのヘタレっぷり。
しかし、乗れば乗るほど(ドツボに)ハマる不思議な車。
そのうち、ライバルと呼べる人が出来た。
同車種で負けるのは嫌だから自然と走る回数が多くなる。
走れば差が気になる。
なので、更新するとリプレイを見る間もなく携帯版ガレージで順位確認。
それがたまらなく楽しかった。

自分のエムアルツンド熱が周りに広がっていくのを見るのも楽しかった。
……彼らの悶絶してる様子を見るのが楽しい、といった側面があったのも事実だが。
こちらの気分としては幸せのおすそ分け。
悶絶の後にこそ幸せがある、ということ。


こうやって振り返ってみるとやはり趣味の車なんだな。
ライバル氏並びに巻き添えを食らった友人たちがいなければここまで来ることはなかっただろうし。
ちょっと大げさかもしれないけど、自分にとってエムアルツンドは一つのツール。
存在にこそ意義があるという。

もう手放せないなぁ。色々と。



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